【ネタバレあり】シン・エヴァンゲリオン劇場版で納得した件
2020年3月10日、公開三日目のこの日に有給を取り、シン・エヴァンゲリオン劇場版を身に行った。
まずはARIAの新作である「ARIA The CREPUSCOLO」を見る。
佐藤利奈さんが演じるアテナさん良いねえ~と感じ入り、気持ちが落ち着いたところで30分後から上映のシン・エヴァを見る。
2時間半後に「終劇」の文字を見て「あ~終わったんだなあ」と納得する気持ちになった。
終盤でシンジはゲンドウと話し合い、アスカやレイ・カヲルを救済した。
ラストではアスカとレイ・カヲルが向かい側のホームにあって、到着した電車によって見えなくなる。それからマリとシンジが駅を出て宇部市の街へ出て行くと言う場面で終わる。
シンジはゲンドウをはじめアスカ・レイ・カヲルとの関係を清算した後でマリと共に走り出す。今までのエヴァとシンジを切り離す形で終わった。
この時のシンジは緒方恵美さんが演じているのではなく、おそらく神木隆之介さんが演じている。しかも顔も変わっているのでシンジなのか?と疑問もあるが。
シンジはエヴァの世界と別れると言う、どこかスッキリするような終わり方で納得できたと思える。
まあ、個人的に好きな眼鏡っ娘であるマリとのENDに満足したからでもあるけど。
〇庵野監督は何かを伝えたかったのか?
ネットの反応でシン・エヴァを見た人達が庵野秀明監督が作品で「エヴァから卒業しろ」「結婚は良いぞ」と言うメッセージを伝えたんだと言う意見が見られた。
メッセージなるものがあったとは私には思えなかった。
作品のテーマはあっただろう、20年以上も続いたエヴァが決着したのだと見せるテーマが。
ラストが実写の宇部市だったのはアニメのエヴァンゲリオンが終わったのだと見せる幕を下ろす意味だったのだと思う。
マリがシンジを連れ出すのは結婚や恋愛の肯定と言うよりも、シンジは救われたて終わると言う意味だろう。皆を見送り孤独に終わるのはさすがに寂しいではないか。
アスカ・レイ・カヲルは新しい所で生活していて、シンジは新しいパートナーとの日々を始めている。エヴァでこれ程の大団円はない。
だからこそ終わりを納得できた。
庵野監督はこれまで自分が作ったエヴァ作品と向き合ったからこその、あの終劇だったと思う。
庵野監督をはじめ、出演した声優の皆さんや製作に関わったスタッフの皆さんを労いたい。お疲れ様でした。