マサカズ雑記帳

ミリタリーやアニメなどについて思った事や行った所について書いていきます。

オバマ広島訪問の日見聞記 前編

イメージ 1
相生橋の上に停車している警察の輸送車と原爆ドーム

 5月27日のオバマ大統領広島訪問の日に広島市の様子を見に行きました。
 目的としては広島市では今までにない4600人態勢の警備がどんなものなのかを見にです。
 広島駅に12時過ぎに到着し路面電車で八丁堀まで行く。
 広島駅では警官を見なかったが八丁堀で電車を降りるとすぐに警察の検問が見えた。
イメージ 2
(福屋八丁堀本店前で警備中の警視庁の警官 警視庁第2機動隊の輸送車も見える)

 画像の通り大通りでは路肩に輸送車などの車輌を置き近くに警官を配置して伸縮する門を置いて検問所を設けている。

イメージ 5
(紙屋町交差点の検問)
 伸縮できる門は車の通りをいつもは三車線なのを一車線に絞り検問しやすくするために使われていた。検問より向こうへ行く一般車を止めて警官が運転手へ行き先や目的を聴いているようだ。

イメージ 3

イメージ 4
(上八丁堀での検問の様子)
 車の通りが少ない狭い道路の検問も同じでこちらは柵とコロで動く小さい柵で封鎖されていた。歩行者しか通れない道もこのような警備がなされていたが歩行者よりも自転車で通ろうとする人を止めて行き先を尋ねていた。

イメージ 6
イメージ 7
平和公園に繋がる元安橋を封鎖して警備している様子)
 八丁堀や紙屋町の検問は行き先や目的を伝えたら通れたりもしたが関係者以外立ち入り禁止になったのが広島平和公園である。
 12時から一般来場者の立ち入りを禁止しこのように完全に封鎖された。
イメージ 9

 元安橋の上は機動隊で埋め尽くされ絶対通さないと言う威圧感がなんとも凄かった。
イメージ 8
元安川をボートでパトロールしている様子)

イメージ 10
平和公園の西にある本川橋の封鎖をしている様子)
 広島平和公園太田川元安川の間にある為に東西と北は橋で繋がっているので橋の封鎖が行われた。
イメージ 11

イメージ 14

(平和記念資料館に近い平和公園南側の様子)
イメージ 12
平和公園南側の西の端、太田川沿いの箇所で封鎖している様子)
 平和公園南側は陸続きであるので広い警備が必要となるが道路の封鎖が行われていた。ちなみに水色の腕章を付けた白シャツの人は腕章の「広島市」の表示から広島市の職員らしい。

イメージ 13
(平和記念資料館の屋上を巡回している警官)
 警備は路上だけではなく平和記念資料館の屋上でも行われていた。昨年の総理官邸にドローンが落下した事件を受けてでもあるがオバマ大統領と安倍総理が見学に来る為に建物全体の安全を確保する必要があるからだ。

イメージ 21
平和大通りを巡回する熊本県警の警官)
 平和公園周辺の巡回で熊本県警と警視庁の警官やパトカーをよく見かけた。この画像とは別の熊本県警の警官が一般人から「震災でで大変なのに」と労われているのを見かけた。

イメージ 15
原爆ドーム近くを歩くデモ隊、機動隊が側面に立ち警備している)

イメージ 16
原爆ドーム前でデモ隊同士が口論になり間に立つ機動隊)
 オバマ大統領の広島訪問は政治的な主張をする団体も呼び寄せた。
 最初に見たのは原爆ドーム前オバマ大統領の広島訪問に反対する団体だった。その団体が別の団体と口論になり間に機動隊が立って口論以上の衝突にならないようにしているのを見た。
イメージ 17
(そごう広島店前で街宣活動をしていた団体が警官に囲まれている様子)
 他にも原爆投下や空襲による無差別攻撃を謝罪せよと求める団体や「オバマ大統領に広島蹂躙をさせるな」の横断幕を掲げる団体や団扇のような太鼓を叩いて反核の垂れ幕を見せている人など様々あった。
 どの団体も警察の監視下で行われ検問とは違う緊迫した雰囲気があった。

イメージ 18

イメージ 19

イメージ 20

原爆ドーム前から立ち退いた団体がまた戻り街宣活動を始めて原爆ドーム前に展開する機動隊)
 広島市内や在日米軍岩国基地での日米親善デーなどで思想的な発言をする団体に遭遇した事は何度もあったが同時に複数も出現し、しかも通行規制をいている区域内で突然行うのだから警備している警官の苦労が察せられる。
 見た限りでは警官と押し問答など荒事になる事なく団体に言いたい事を言わせてから解散させているようだった。おそらく大統領が来る時間や交通の邪魔にならない範囲なら監視付ではあるが街宣活動は許しているようだった。

(続く)