マサカズ雑記帳

ミリタリーやアニメなどについて思った事や行った所について書いていきます。

ゴジラ襲来!その時どう迎え撃つ?前編

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(画像はゴジラVSデストロイアゴジラと戦う護衛艦

 7月29日に12年ぶりとなるゴジラの新作「シン・ゴジラ」が公開される。
 予告編では陸上自衛隊の10式戦車や攻撃ヘリのAH-1とAH-64がゴジラと戦うシーンが流れている。
 お馴染となる自衛隊協力によるこれらのシーンだ。もしも実際に現在の日本にゴジラが襲来した場合はどう自衛隊など自衛隊はどう動くかシミュレーションしてみたい。

ゴジラ発見!とりあえず監視

 哨戒任務をしていた海上自衛隊のP-3C対潜哨戒機が小笠原諸島沖の太平洋でゴジラを発見した。また同じ海域を航行する海上保安庁の巡視船からも視認した。
 政府は防衛省海上保安庁からゴジラ発見の一報を受けるも海自と海保にゴジラの監視をする事を決めただけであった。
 政府内ではゴジラを害獣として自衛隊の火力で駆除するべきの意見も出たが「無暗に生物を殺すのはどうだろう。まだ被害も出てないのだし」と言う慎重論が監視だけにしようという結論に至る。
 監視任務の為に海自の哨戒機と艦艇が小笠原沖を中心に太平洋側で活動を展開し、ゴジラの出現が確認された海域における民間船舶の航行禁止がなされるぐらいであり伊豆諸島と小笠原諸島の生活に影響は出てもまだ本土には緊張感は薄い状態だ。
 1954年の襲来を思い出せと警鐘を鳴らす者もいたが多くが巨大生物が太平洋をウロウロしていると思っているに過ぎなかった。

〇暴れるゴジラ!防衛出動か災害派遣

 しかしゴジラはとうとう人類へ牙を剥く、小笠原諸島の島々へ上陸し建物の被害のみならず死傷者が出た。
 海保と海自はゴジラがいきなり国民を襲う事態へ対処する法が無い為に避難勧告や避難者を護衛艦や巡視船に乗せるぐらいしかできない。
 政府はゴジラへの武力行使を決心するがどう言う形で自衛隊を出動させるか意見が分かれた。
 真っ当に考えれば防衛出動だが戦争状態での出動であるから「それはどうか」の反対論が出た。ゴジラはあくまで害獣だから害獣駆除の災害派遣として自衛隊を出動させるべきだと言う意見がまとまる。
 過去に自衛隊は1960年代に漁業被害を広げるトドをF-86戦闘機や重機関銃による射撃で駆除した事があった。政府はその前例を用いて自衛隊災害派遣による害獣駆除でゴジラを攻撃する事を決める。
 まず小笠原諸島の行政を監督している東京都知事自衛隊への災害派遣要請を行いそこから自衛隊による災害派遣での出動となった。
 害獣駆除であるとはいえ発見したゴジラは100m以上もの巨大生物だ。1954年の時を考えてもトドのように機関銃だけで倒せるものではない。
 艦砲にミサイル・魚雷の使用が許可された。
 だがそんな時に限ってゴジラはその姿を消した。西之島に上陸したゴジラが火山の火口に入ってしまったからだ。
 ゴジラはマグマの通り道である火道や岩脈の中を移動できる。しかし自衛隊などマグマの中のゴジラを探知できる能力は無い。

ゴジラ関東へ近づく

 ゴジラが再び現れたのは伊豆大島三原山だった。
 噴火する三原山から出現したゴジラの姿は政府や国民を驚かせた。
 伊豆大島伊豆半島東伊豆町まで30kmほど三浦半島三浦市まで50kmほどと本土の近くにゴジラがいきなり現れたからだ。
 ゴジラを害獣駆除で攻撃の許可が出ているので、まず近くに在った海保の巡視船が20ミリや40ミリの機関銃を放つがゴジラの皮膚を貫けない。
 伊豆大島を含む海域を担当する第3管区海上保安本部は巡視船に戦闘を止め伊豆大島島民の避難支援に回るよう指示した。
 ここから自然とゴジラへの攻撃は自衛隊が専任で行うようになる。
 当の自衛隊ゴジラが火山から火山へ移動するだろう事は分かっており、日本のどこの火山から出現しても対応できるように全国の自衛隊部隊がいつでも出動できるように準備が整っていた。
 まず神奈川県の厚木基地から海自のP-3Cが爆雷を装備し、茨城県百里基地から空自のF-4EJ改が爆弾を装備して出撃した。続けて青森県三沢基地から空自のF-2戦闘機が対艦ミサイルを装備して出撃しゴジラを爆撃する。
 ゴジラ自衛隊の爆撃を受けながら伊豆大島を出て海を泳いで北へと向かう。ゴジラの関東地方上陸が現実味を帯びる。

(続く)