護衛艦「さざなみ」見学 前編
「さざなみ」の三連装短魚雷発射管
手動により発射管を旋回させ、圧縮空気で魚雷を発射する。旧海軍の時と違い目標は海中の潜水艦である。
ちなみに開かれた発射管の中にはグリスが全体的に塗られていて装填された魚雷が発射されやすいようになっていた。
「さざなみ」の中央部両舷にある対艦ミサイルの発射筒
4連装のこのランチャーから発射される90式艦対艦誘導弾が「さざなみ」が持つ敵の艦艇を攻撃できる武器の一つだ。
「さざなみ」の艦橋右ウィングから見た艦首方向
主砲塔の後ろにある四角い蓋の列がVLS(垂直発射装置)だ。ここから対空と対潜水艦のミサイルが発射される。
羅針儀である。隊員の方によれば黒いカバーのような部分で海面からの光を防ぎつつ、角度を測る目標に向けて位置を定めてから吊るして貼ってあるワイヤー(?)と目盛り合わせて角度の数字を割り出すと言う。
艦橋内部の羅針儀は動く。穴が開いたレールによって動き位置を変える。
艦橋内の羅針儀はレバーを押して固定を解除してから手で動かす事ができる。
艦橋内が見学者で渋滞状態になり入場制限の為にドアが閉じられロックされた状態
ドアの両側にある骨組みみたいな部分が動いてロックがかかる。
ちなみにこれがドアが開いた状態
艦橋内部の様子
艦橋から見る金輪島
艦橋の天井から吊るされているモニター
ここには艦の状態が表示されている。その内容はそれぞれの個所の異常があるかないか、艦の位置や速度などである。
艦橋にある予定を書いたボード
右側には日の出と日没や潮の満ち引きについても書かれている。
(続く)