第13旅団創立17周年・海田市駐屯地創設66周年 記念行事 中編
(観閲官である第13旅団長の鈴木直栄陸将補)
式典では観閲官である第13旅団長が「熊本震災では百万一心のシールをヘルメットなどに張り熊本での救援作業にあたった」と語る。確かにニュース映像で何度か見かけた。第13旅団では毛利元就の言葉とされる「百万一心」を団結や結束を象徴するものとして掲げている。熊本震災はまさにそうした団結と結束が求められた現場だからこそ心強い言葉になったのだろう。
今回の海田市駐屯地の式典で祝辞を述べる国会議員に元航空自衛隊の自衛官(名前を失念してしまった)の方も祝辞を述べていて「この10年間で(安全保障の)環境の変化は大きなものだ」として国会での自衛隊関連法案の成立に尽力すると述べたのが印象深い。
そういえば今年は海田町長は祝辞が無かったなあ。
(観閲行進では中国5県それぞれ出身の隊員が県旗を掲げて行進する。画像は我が地元である広島県の県旗を掲げる広島出身の隊員)
(観閲部隊指揮官である第13旅団副長と旅団幕僚が観閲官や来賓へ敬礼する)
連隊が違うとスカーフを巻いていない実戦に出る姿での行進をしていた。この違いを見せるとは面白い趣向だ。
面白いのはヘルメットに個人用暗視装置を付けての行進をしていた事だろう。なんと見どころの多い事か
ちなみに最後尾の隊員達が持つ筒状のものは01式軽対戦車誘導弾の発射装置である。別の連隊ではM24狙撃中を持つ隊員が最後尾であった。
(82式指揮通信車から敬礼する第47普通科連隊長)(軽装甲機動車の車上で対戦車誘導弾の発射装置を構える隊員)(行進する第13高射特科中隊)(行進する第13後方支援隊第2整備中隊の96式装輪装甲車)(74式戦車を運ぶ73式特大型セミトレーラー)災害派遣部隊も行進した。「FAST-Forc℮」のラベルは災害発生時してすぐに出動する初動部隊を意味する。駐屯地では「災害派遣」の横断幕と「FAST-Forc℮」のラベルが貼ってある車輌が常時待機している。(パワーショベルを運ぶ中型セミトレーラー)(トラックに積んである白いコンテナは人命救助システムと言う災害派遣任務で使用するエンジンカッターやエアジャッキなどの機材が収められている)(災害派遣の横断幕を付けた救急車)