マサカズ雑記帳

ミリタリーやアニメなどについて思った事や行った所について書いていきます。

怪人・人造人間が出現!その時現代日本は?(2)

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自衛隊VS怪人

 東京都からの要請を受け政府は自衛隊に治安出動を命じます。
 急な治安出動で首都防衛を担う陸上自衛隊第1師団は即応できません。災害派遣の為に「FAST-Force」と呼ばれる初動部隊がいつでも出動できる態勢にありますが武装はありません。
 でも陸自には緊急で出動できる実戦部隊があります。
 それが陸上自衛隊の即応部隊である中央即応連隊と特殊部隊である特殊作戦群です。
 中央即応連隊は栃木県の宇都宮駐屯地、特殊作戦群は千葉県の習志野駐屯地にあります。一番早く渋谷の現場に駆け付けられるのは習志野の特殊作戦群でしょう。
同じく千葉県の木更津駐屯地からのヘリコプターで特殊作戦群の隊員は渋谷へ降下します。
特殊作戦群の装備は89式小銃またはM4小銃と言った自動小銃に機関銃のMINIMIがあります。
警察の銃器よりも威力が高いですが銃撃だけで倒せないのは同じです。
特殊作戦群の隊員にはカールグスタフと呼ばれる携帯式の無反動砲を持ち込んでいた。
このカールグスタフは対人または装甲の無い目標へ攻撃する榴弾や戦車や装甲車を攻撃する徹甲榴弾など砲弾を発射できます。
また同じ携帯式の無反動砲として通称LAMと呼ばれる110ミリ個人携帯対戦車弾(パンツァーファウスト3)も持ち込んでいます。
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             (84ミリ無反動砲)

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          (110ミリ個人携帯対戦車弾)

治安出動での武器使用で無反動砲が使えるか?
武器使用の基準が警察官職務執行法7条に基づきますが
警察では持つ事が無い戦車を攻撃する事ができる装備で自衛隊は怪人を攻撃します。
この火力に怪人はさすがに応えたようです。
自衛隊はこのまま携帯装備の火力で怪人を制圧できると自信を持ちます。
しかし怪人は砲弾を受けた傷に呻いている所に黒づくめのスーツを着た数人が駆けつけます。彼らは怪人を介抱するように何処かへ連れて行きます。
特殊作戦群の隊員は追跡をしますが別の怪人が出現して追跡を阻みます。
こうして渋谷の怪人騒動は怪人が逃げた事で終息して行きます。

〇怪人に備えよ
 自衛隊の出動で一応は怪人を撃退できました。
 しかし別の怪人が居る事や怪人をサポートするような黒づくめの集団の存在は怪人に関わる組織がある事が推測された。
 怪人が再び出現しては多大な損害が出る。
 政府は怪人に関わる組織の究明を国家公安員会と公安調査庁に要請します。
 要請を受けて警察と公安は日本各地で捜査員を動かし怪人の組織を探し始めます。
 一方で怪人がまた出現した場合の対策を政府は考えねばなりません。
 怪人と戦うには警察では力不足なのは証明されました。政府は怪人を一応は撃退した自衛隊で怪人に対応する事を決めます。
 しかし問題は法的な問題です。
 怪人に対応する為に自衛隊は治安出動を行いました。
 この治安出動を常時発令するべきかが問題となった。
治安出動を出し続ければ治安が低下している政情不安と海外に見られる。それは日本の株式市場に影響を与えないか?と問題が提起された。
経済の問題で政府外からも対策を求める声が出てくると政府は自衛隊の治安出動以外での怪人対処をどうするか検討します。
何かの特別措置法または新法を成立させて治安出動以外での自衛隊ができないか検討される。
しかし本質は治安出動と何も変わらない状態で意味があるのか?と言う結論になりました。
そこで考えを変える事にしました。
イメージ 4〇警察に対怪人部隊

新たな考えは警察に怪人に対処できる能力を与える事です。
最初の事件でERT(緊急時即時対応部隊)によるMP-5短機関銃の銃撃が効かず逆に隊員が倒されてしまいました。
警察庁国家公安委員会は政府に怪人に対処する為の新たな部隊をまず警視庁と大阪府警に創設します。
編成は機動隊からの選抜で行われるでしょう。
この部隊は自動小銃や機関銃に携帯式の対戦車ミサイルや無反動砲を装備します。
他国の軍警察と並ぶ火力が与えられました。
しかし歩兵が装備する火器だけでは心細い。最初の事件ではある程度のダメージは与えられたが倒せなかった。
科学警察研究所や企業はテーザー銃のような装備で電流による麻痺をさせたり、刃物では切れにくい大型ネットを開発して怪人の逮捕を前提とした装備を対怪人部隊へ配備します。
法律も「怪人と称する不特定者による重犯罪への対処に関する法律」を成立させ警察が怪人の逮捕や射殺に法律の正当性を持たせます。

〇警官と怪人が戦う日常
警察の対怪人部隊と怪人による戦いが日本国内で何度も繰り返され、公安が怪人の正体や支援または所属している組織を探す。
仮面ライダーなどのヒーローの代わりに警官が怪人に立ち向かうのが日常となります。
しかし怪人の逮捕が難しく新たに現れる怪人も強化されると逮捕による身柄確保よりも射殺などによる制圧が主目的になるかもしれません。
そうなると装備も攻撃ヘリや機動戦闘車のような火砲を備えた戦闘車輌に液体窒素によって凍らせるなど薬剤を放射しての攻撃も行うようになるかもしれません。
怪人の組織の判明と壊滅ができない限りは非対称戦のような終わりの無い戦いになりそうです。