マサカズ雑記帳

ミリタリーやアニメなどについて思った事や行った所について書いていきます。

護衛艦「いずも」見学 マリンフェスタ2016

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(見学者がどんどん向かう護衛艦「いずも」)

 昨日(7月17日)に広島県呉市海上自衛隊基地で行われた「マリンフェスタ2016」へ行きました。
 マリンフェスタへ行くきっかけはRCCラジオ「ラジプリズム」の視聴者でミリタリー好きと言う同好の志であるメルト君からのお誘いからだった。
 護衛艦「いずも」を見に行きませんか?
 見に行かなない理由は無い。すぐに承諾の返事をした。
 当日は朝から雨が降るあいにくの天気で呉基地に着いた時も雲がひろがるどんより空である。しかし蒸し暑い。
 そんな中でメルト君をはじめ同好の志達と合流する。
 若いなあ。30代が俺しか居ないじゃないかあ。
 そんな年齢の差にくらみそうになりながら広報や地方協力隊の自衛官さん達により俺達は集められた。事前申請した見学者の確認と担当別に分けられる。
 「葛城さん、七平さんなので覚えておいて」
 名前確認の際に何故か別の名前が与えられる。どうやら参加者の中で個人名や住所などの申請が後の人の場合が仮の名前でリストに書かれているらしい。
 まあ名前と住所を求められた時は会社の飲み会でベトベロ状態ですぐに情報を送らなかった俺のせいである。
 にしてもこういう別名を与えられるとスパイとか諜報要員にでもなった気分だ。けどこの別名は使う事は無かったけどね。
 
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(配られた護衛艦「いずも」見学の整理券)
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 Fバースにある護衛艦「いずも」はまさにデカイの一言
 呉基地では「いずも」と同じ全通甲板でヘリ空母である「ひゅうが」型護衛艦の二番艦である「いせ」があり見学した事があったがケタ違いだ。
 船体の長さでは「いせ」が197mであり「いずも」が248mなのだ。1.25倍とはいえ迫力が違う。さすが海自最大の護衛艦である。
 
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 事前見学者のグループは担当者の自衛官に連れられてFバースに入り「いずも」へ乗艦する。格納庫へ入り飛行甲板もといヘリコプター甲板へ向かうべくエレベーターへ乗る。
 普段ならヘリコプターを運ぶ為のエレベーターだが30tの重量物が運べる。
 ワイヤーにより引っ張る仕組みや内部構造は「いせ」と変わりない。だが早い昇降スピードには驚かされる。
 
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 エレベーターの操作はヘリコプター甲板上の艦橋下部にある操作盤で行っているらしい。耳にイヤホンを付けた隊員が連絡をしながら昇降の操作をする。

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(エレベーターが降りている状態、エレベーターの大きさと格納庫との高さがお分かりだろう)

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(艦首側から撮影)
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(艦尾側から撮影)
 この二つの画像で「いずも」のヘリコプター甲板がいかに広く長いかお分かりだろうか?
 長さが245mで幅が38mもあるのだ。
 この長さは5機のヘリを同時に発艦や着艦ができようにする為のスペースを確保する為である。いわば海上大型ヘリポートとして機能する為のスケールなのだ。
 とはいえ大きなヘリコプター甲板もとい飛行甲板はハリアーやF-35BなどVTOL(垂直離着陸機)に零戦などの固定翼機を飛ばしたい妄想にかられるものである。
 
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 「いずも」のヘリコプター甲板滑り止めがコーティングされザラザラな感じだ。また機体を固定する為の留め具の場所は塞がれ躓きを防止している。

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(「いずも」の左舷にあるキャットウォーク、ヘリの離発着などでヘリ甲板要員を下げておく場所である)
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(「いずも」の艦首右舷にあった銃座、ここに機関銃を置いて小型の不審なボートや船舶へ対応する)

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 艦内格納庫も広い!11機から14機のヘリを運用する「いずも」には長さ125mの格納庫がある。

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(格納庫に展示されていた2機のSH-60K哨戒ヘリ)
 
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 後部エレベーターで展示してあったSH-60K哨戒ヘリコプター
 エレベーターや艦内に収まる為のローターと尾部を折り畳んだ状態だ。機体の左側面には「IZUMO」と書き独特のイラストが描かれている。
 「いずも」はこうした哨戒ヘリによる空から潜水艦が居ないか見回ったり攻撃する作戦を支援するための母艦ではあるが、災害派遣島嶼防衛など多種多様なヘリを受け入れるようにもなっていると思われる。
 「いずも」は自衛隊の新たな任務の為の母艦である。
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(「いずも」非公認キャラクター「ふぁらお」君、馬の被り物をしたり「いずも」の乗員は愉快な方達である)