陸自海田市駐屯地に展開したPAC-3部隊
海田市駐屯地の近くに来たのは午後2時半ごろ
まず正門あたりを見ても特別変わった様子はない。
正門の奥にある外来の車輌を一旦止める障害物も以前からあるものだ。
駐屯地の北門も静かです。
隊員を増やしたり警官が居たりマスコミが貼り付いている訳でもなく静かなものでした。
進路を西へ向け駐屯地の南側が見える西明神橋へ向かう。
橋の上からは駐屯地の西側にあるグラウンド
ここにPAC-3の2基の発射機に機材や車輌が置かれている。
発射機からミサイルが発射された場合はミサイルのエンジンからでる炎に噴煙が広がるので機材や車輌は発射機から離れた位置にある。
アップで発射機を撮影する。
側面には赤い下地に白い火の文字が描かれた板が付けられている。
これは実弾が装填されている事を示す。
だが発射機の先端を見ると実弾は片側だけでもう片方は訓練弾か空であるようだ。
対岸から駐屯地を見る。駐屯地に植えられている木で見え難いが発射機と車輌の幾つかが見えた。
PAC-3は色んな車輌や機材があってミサイルが発射される。
四角い板のような物は目標の捜索・追尾にミサイルの誘導をするレーダー
高い柱のような物を立てているのは通信用のアンテナである
レーダーとアンテナの間にある車輌は発電機を乗せた電源車であろうと思われる。
レーダーの後ろにコンテナ型の車輌がある。
左が待機車で右の青い車が前に止まっているのが指揮車ではないかと思う。
レーダーやアンテナの反対側に並ぶ車輌
レーダーや電源車だと思われる。発射機1基分の支援車輌を展開させ、もう1基分を予備として待機させていると思われる。
奥の「火」と書かれている赤い板が貼ってあるのは実弾のミサイルを運ぶ車輌だ。
PAC-3など対空ミサイルはこうした多くの機材を乗せた車両が必要となる。
まさに実戦の配備であるPAC-3部隊であるが周囲に警戒や警備の隊員は居なかった。
33度の暑い中で隊員を立たせるのは酷な事であるし戦時と言う訳では無いからだろう。
「警衛」と書かれた板を付け赤ランプがある1/2tトラックが巡回しているのは見かけた。
20代や30代ぐらいの男性に老夫婦や20代ぐらい女性がカメラやスマホで撮影をしていた。
ニュースで知って見に来た人が多いと思う。
そもそも中国地方にはPAC-2やPAC-3を装備した空自の高射特科部隊が無い。
このまま珍しい物として見られて何事も無くPAC-3部隊が基地へ戻るのを願うばかりです。